沖縄の北部に位置する今帰仁グスク
今帰仁グスクは、沖縄県本島の北部、国頭郡今帰仁村に位置する歴史的な城郭跡です。このグスクは、琉球王国時代に築かれ、琉球王国の中でも重要な政治・宗教の中心地として機能していました。
今回、世界遺産に登録されている今帰仁城まで桜を見に行ってきました。
桜の季節には、この歴史的な城跡周辺が美しい桜の花で彩られ、訪れる人々を魅了します。桜の花が咲き誇る中、歴史と自然が融合した壮大な景観を楽しむことができました。
今帰仁グスク周辺には、歴史的な建造物や遺跡が多く残されており、歩きながらその歴史に思いを馳せることができました。また、地元の文化や伝統に触れることもでき、貴重な体験ができました。
今帰仁城は、その壮大な景観と歴史的な価値から、多くの観光客や歴史愛好家にとって訪れる価値のある場所です。桜の季節には特に、その美しさが際立ち、心に残る素晴らしい体験となりました。
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今帰仁城の概要
入場時間
- 通常期間(1~4、9~12月)午前8時~午後6時(最終入場午後5時30分)
- 夏期延長期間(5~8月)午前8時~午後7時(最終入場午後6時30分)
休日
年中無休
※但し、予告無く館内燻蒸、施設管理等によって一部施設を閉館する場合もあります。
駐車場
無料(約320台収容)
交通
那覇空港から約110km(車で2時間45分)
バス
- 本部循環線
- やんばる急行バス(那覇空港・那覇市内まで乗り換えなしの急行バス)
※今帰仁村字今泊今帰仁城趾入口バス停下車徒歩15分
入館料
個人 | 団体(10人以上) | |
大人 | 600円 | 480円 |
中学生 | 450円 | 360円 |
小学生以下 | 無料 | 無料 |
ご本人様と付き添い1名様の観覧料は免除となります。
参照元:今帰仁城利用案内
注意:入場券の発券場は駐車場近くのグスク交流センターにあり平郎門前には発券場はありません。
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今帰仁城:グスクと桜
今帰仁城は、その壮大な城跡と共に桜の名所としても知られています。私が今回訪れた際も、多くの観光客で賑わっており、桜の美しさに魅了された人々がたくさんいました。
沖縄が桜の名所として知られるのは意外かもしれませんが、実は沖縄は日本で一番早く桜が咲く地域の一つです。桜の開花は1月中旬ごろから始まり、代表的な品種はカンヒザクラ(寒緋桜)です。この時期になると、沖縄各地で桜が美しい花を咲かせ、春の訪れを告げます。
カンヒザクラは、一重咲きや八重咲きなどさまざまな品種があり、その美しい花は淡いピンク色から濃いピンク色まで幅広い色合いを楽しむことができます。沖縄の青い空と桜の花が組み合わさる景色は、日本の他の地域とは異なる魅力を放ちます。
沖縄で桜を楽しむことは、日本の春の風物詩を新たな視点で感じる素晴らしい機会です。桜の開花時期には、多くの観光客や地元の人々が桜を楽しむために訪れ、桜の美しさと沖縄独特の雰囲気を満喫します。
こちら(平郎門)を通って城内入って行きます。
石垣や縄張りが綺麗に残っていて、歴史好きや城好きにもお勧めのスポットです。
本日1月31時点で桜は五分咲きだそうですが・・・
満開に近い木々が多くありました。
沖縄の桜は本土の桜に比べて色が濃いのが特徴です。
綺麗に咲いていますね、この辺は満開に近い感じです
石垣は崩れている箇所もありますが、城壁の形を保っていました。
階段や足場は歩きにくので気を付けないと危ないです。
今帰仁城:高台からの景色
石垣が綺麗です。
今回行った時は草刈りしていた場所で入れませんでした。
高台の石垣からの眺めは絶景です!
海がとても綺麗でした。
ここからだと今帰仁村が一望でき最高のビュースポットですね。
今帰仁城:大庭(ウーミャ)と御内原(ウーチバル)
大庭(ウーミャ)は、沖縄の伝統的な建築様式を持つ正殿、南殿、北殿などの建物があり、古代から重要な行事や儀式が行われていた歴史的に重要な場所です。この場所には、かつての様子を偲ばせる礎石や発掘された遺跡の痕跡が残っています。
正殿、南殿、北殿などの建物は、琉球王国時代の政治や宗教の中心地として機能していました。ここでは王宮の重要な行事や祭典が執り行われ、王族や貴族たちが集まって重要な決定がなされました。
現在では、大庭(ウーミャ)の遺跡は歴史的な価値が認められ、保存・維持が行われています。訪れる人々は、遺跡や残された建築物を通じて、琉球王国時代の面影を垣間見ることができます。また、この場所は沖縄の文化や歴史を学ぶ貴重な機会となっています。
今帰仁城の御内原(ウーチバル)エリアは、かつて今帰仁城に仕えていた女官たちの生活の場でした。
このエリアは、城内でもっとも神聖な場所とされています。女官たちは、王宮内で重要な役割を果たし、王家や宮廷の日常生活に欠かせない存在でした。
御内原は、女官たちが住む居住エリアであり、彼女たちの日常生活や儀式が行われる場所でした。彼女たちは、王家や貴族の儀式や祭典の準備や手伝い、また日々の家事や裁縫などの仕事に従事していました。
このエリアは、女官たちの生活の中心であり、彼女たちが王宮内での役割を果たすための基盤となっていました。また、神聖な場所として、厳かな雰囲気が漂っており、女官たちの信仰心や精神的な生活も育まれていました。
現在では、今帰仁城の御内原エリアは、その歴史的な重要性から保存・維持が行われています。訪れる人々は、女官たちの生活や文化に触れることで、琉球王国時代の宮廷生活の一端を垣間見ることができます。
今帰仁城:主郭(俗称:本丸)
今帰仁城の主郭、通称「本丸」は、発掘調査によって築城から廃城までの時期変遷を確認することができる重要な場所です。このエリアは、城内で最も中心的な建物が存在した場所とされています。
主郭(本丸)は、城内の政治や宗教的な中心地であり、王宮や宮廷の重要な行事や儀式が執り行われる場所でした。また、城の防衛上でも最も要所とされ、堅固な城壁や見張り台が設置されていました。
現在の主郭エリアでは、発掘調査によって築城から廃城までの時期変遷が詳細に確認されています。
この場所には、かつての城の構造や配置が垣間見える遺跡や石碑などの建物が残されています。
また、桜の植栽はあまり見られず、主に石碑や歴史的な遺構がエリア内を飾っています。このような石碑や遺構は、城の歴史や文化に関する情報を提供し、訪れる人々に歴史的な興味を喚起します。
今帰仁城の主郭(本丸)は、その歴史的な重要性と遺跡の保存状況から、歴史愛好家や観光客にとって興味深い場所となっています。城の中心的な建物が存在した場所として、その重要性と神聖さが今もなお感じられます。
今帰仁城:志慶真門郭(しげまじょうかく)
志慶真門郭は、今帰仁城内に位置する重要なエリアで、城主に仕えた身近な家臣が住んでいたと考えられています。この地域では、発掘調査などによって4つの建物の跡が見つかっています。
志慶真門郭に住んでいた家臣たちは、城主に直接仕える身分であり、城内での様々な業務や日常生活を担当していました。彼らは城主にとって重要な支援を提供し、城の運営や管理に貢献していました。
発掘調査によって見つかった4つの建物の跡は、家臣たちの居住地や施設であると考えられています。これらの建物の配置や構造から、家臣たちの生活や役割についての詳細な情報を推測することができます。
志慶真門郭は、今帰仁城内の重要な部分であり、城の機能や運営において欠かせない存在でした。家臣たちの居住地としての役割や、彼らの生活に関する知識は、今帰仁城の歴史や文化を理解する上で重要な要素です。
急な階段があり上り下りが大変でした。
最後に
今回わ今帰仁城と桜をご紹介しました。
沖縄は日本て一番早く桜が咲く地域で北部から南部に向かって開花していきます。
また桜の名所の今帰仁城は1月下旬〜2月の上旬ががみごろです。
旅行でお越しの際はぜひ今帰仁城に行くことをお勧めします。
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