この記事は、沖縄旅行でレンタカーを利用する人や事前に気を付けるポイントを知りたい人に向けて、沖縄の道路事情と旅行中に注意すべきポイントを詳しく紹介します。
沖縄の高速道路の速度制限、雨の日の道路の滑りやすさ、慢性的な渋滞、バスレーン規制、Yナンバー車とのトラブル回避などについて解説します。安全で快適な旅行のために、事前に知っておくべき情報をお届けします。
移住3年目の私が沖縄の道路事情をご紹介します。
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旅行に行く前に知っておくべき道路事情
沖縄の高速道路は最高速度80km/h
沖縄に旅行に来る方の多くは、レンタカーを利用すると思います。
日本本土の高速道路の最高速度は、通常100km/h(特定の区間では120km/h)ですが、令和6年6月現在の沖縄の高速道路は全区間で最高速度が80km/hに設定されています。
旅行旅行者の中にはこの事を知らない方も多いと思います。知らずに100km/hで走行してしまうと、速度違反となり、罰金の支払いを命じられる場合があります。
具体的には、高速道路で15km/h~19km/hの速度超過の場合、12,000円の罰金が課せられます。そのため、沖縄で高速道路を利用する際は必ず速度制限を守ることが重要です。
沖縄の高速道路の最高速度は本土よりも低く設定されているため、注意が必要です。これを知っておくことで、安心して沖縄旅行のドライブを楽しむことができます。
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雨の日は道路が滑りやすい
沖縄では雨の日に道路が非常に滑りやすくなります。
沖縄の年間降水日数は平均162日と多く、頻繁に雨が降ります。また、沖縄の道路にはアスファルトに混ぜる骨材としてコーラルリーフロック(珊瑚礁の琉球石灰岩)が使用されています。この材料は、雨の日には特に滑りやすくなる特性があります。
さらに、海からの塩分の結晶が路面に付着しやすく、強烈な直射日光による道路の劣化も影響して、道路の滑りやすさが増しています。
雨が降った直後に道路を走行する際、特にカーブや坂道ではスリップしやすいため、スピードを落として慎重に運転する必要があります。実際に、雨の日にスリップ事故が多発しているというデータもあります。
雨の日の運転は特に注意が必要です。晴れている場合でも、道路の状態によってはタイヤが滑ることがあるため、常に慎重な運転を心がけることが重要です。
慢性的な渋滞
沖縄は車社会であり、慢性的な渋滞が発生しています。
特に注意が必要なのは、国道58号線やそれに接続する主要道路、国際通り周辺、天久新都心付近です。これらのエリアでは、常に渋滞が発生すると考えておくのが賢明です。
また、バスレーン規制が行われる時間帯には、特に58号線沿いで通勤や通学の車が集中し、渋滞が避けられません。
那覇へショッピングに出かける際や、空港に向かう際には、時間に余裕を持って行動することが重要です。旅行中に予定が詰まっている場合でも、渋滞による遅れを考慮し、ゆとりを持ったスケジュールを立てることをお勧めします。
渋滞に対する事前準備としては、交通情報をチェックし、混雑が予想される時間帯を避けるか、代替ルートを検討することが有効です。
朝と夕方のバスレーン・バス専用道路
国道58号線の那覇市(旭橋)〜宜野湾市(伊佐」)、那覇市の道路の一部区間では、特定の時間帯にバスレーンとバス専用道路の規制があります。この規制は土曜・日曜・休日・1月2日・1月3日および路線バス運休時(台風等)以外の日に適用されます。
この規制を無視すると、罰金や違反点数が課せられます。特に旅行中のレンタカー利用者にとっては、知らないうちに違反してしまうことがないよう、事前にこれらの規制を理解しておくことが重要です。
那覇市内をレンタカーで走行する際は、これらの規制時間帯を事前に確認しておくと、スムーズなドライブが楽しめます。時間帯に応じた道路の利用方法をしっかりと守り、安全運転を心がけましょう。
Yナンバーには気をつけよう
沖縄では、本土ではあまり見かけないYナンバーの車をよく見かけます。
このYナンバーは、駐留する米軍関係者やその家族が使う私有車に付けられたナンバープレートです。米軍関係者が多く住む沖縄ならではの特徴です。
もし、旅行中にYナンバーの車と事故を起こした場合、地元の沖縄警察だけでなく、基地に所属する米軍警察も出動します。その際、二重に聴取や書類作成が必要になるため、手続きが複雑になり、時間がかかることが予想されます。
また、米軍警察の対応は英語で行われることが多く、日本語が話せる職員が来るとは限りません。そのため、英語が話せない場合、さらに時間と手間がかかることがあります。
このような理由から、Yナンバーの車とは十分に車間距離を取り、安全運転を心がけることが重要です。沖縄の特有の道路事情を理解し、トラブルを避けるためにも注意を払いましょう。
- 『Y』ナンバー:米軍関係者が使用する普通乗用車などに使用されている。
- 『A』ナンバー:米軍関係者が使用する軽自動車などに使用される。
沖縄旅行でレンタカーを利用する際、知っておくべき道路事情は以下の通りです。
沖縄の高速道路の最高速度は80km/hであり、雨の日は特に滑りやすい道路に注意が必要です。主要道路では慢性的な渋滞が発生しやすく、時間に余裕を持った行動が求められます。また、バスレーン規制やYナンバー車両とのトラブル回避のための注意も必要です。
これらの情報を事前に把握し、安全で快適な旅行を楽しんでください。
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沖縄旅行で気を付けるポイント
急なスコール
沖縄の夏場の晴天時には、突然の局地的な雨(スコール)が発生することがあります。
「不安定性降水」と呼ばれる現象で、年に数回、非常に激しい雨が降り、大雨警報が発表されることもあります。沖縄ではこのような現象を「片降り(カタブイ)」と呼んでいます。(沖縄気象台)
これらのスコールは天気予報でも予測が難しいため、旅行中に突然の雨に見舞われることがあります。
そのため、夏場の沖縄旅行では折りたたみ傘やレインコートを持参することをおすすめします
バスは本数が少ないor遅延するのが当たり前
沖縄のバス路線は非常に少なく、土日に旅行する場合1時間に1~2本と非常に少なくなります。
また、路線によっては20分から40分の遅延が発生することがよくあります。これは、沖縄のバス路線の距離が非常に長く、特に旅行で沖縄の田舎の方にバスで行く場合には注意が必要です。
事前に時刻表を確認し、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
また、沖縄の路線バス(那覇バスの市内線のみ)を利用する場合の運賃は現金か、沖縄限定のICカードOKICA、IDでお支払できるが、SuicaやPASMOは使えない(那覇バス)
ゆいレール以外鉄道がない
令和6年現在、沖縄にはゆいレール(沖縄都市モノレール)の那覇空港駅から浦添市のてだこ浦西駅までの一路線しかありません。
那覇市から名護市までをつなぐ鉄道構想がありますが、実現に至ってはいません。
このため、那覇市以外の観光地に行く際には、バス、レンタカー、またはタクシーを利用する必要があります。
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紫外線が本島より強い
沖縄県は国内で最も紫外線の強い地域です。
夏場は紫外線指数が非常に高く、特に朝11時~昼14時の間が紫外線が非常に強くなる傾向があります。
肌にダメージを与えるリスクが高まります。紫外線による肌のダメージを防ぐためには、しっかりとした対策が必要です。(気象庁:月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフ )
肌にダメージを与えるリスクが高まります。紫外線による肌のダメージを防ぐためには、しっかりとした対策が必要です。
これらの対策を講じることで、沖縄の強い紫外線から肌を守り、快適な旅行を楽しむことができます。
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飲食店などの休みが不定期
沖縄では小さな飲食店を中心に、定休日が不定期な場合が多いです。
旅行先で訪れたいお店がある場合、事前に営業時間や定休日を確認しておくことをおすすめします。特に地元の家庭的なレストランやカフェは、オーナーの都合で突然休業することもあります。
また、観光シーズンやイベント時期によっても営業時間が変わることがあるため、注意が必要です。
さらに、不定期で土日、もしくは片方が休みというお店も少なくありません。観光客が多い土日こそ営業していると思われがちですが、沖縄では逆に休むお店もあるため、代替となるお店をいくつかリストアップしておくと安心です。
事前にインターネットで調べたり、SNSで情報を収集したりして、旅行計画を立てると良いでしょう。
まとめ
ここまで見ていただきありがとうございます。沖縄旅行でレンタカーを利用する際は、道路事情に注意が必要です。
高速道路の最高速度は80km/hで、雨の日は滑りやすい道路に気をつけましょう。
慢性的な渋滞やバスレーン規制、Yナンバーの車とのトラブル回避にも注意が必要です。
事前にこれらのポイントを把握し、安全で快適な旅行を楽しんでください。
それではまた。
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